「薬学を学び、地元の医療に貢献したい」という
強い意志を持つ学生たちを学習面・生活面から支え、
より安心で、より質の高い医療環境を求める
地域の皆様に貢献してまいります。
薬に支えられた経験を胸に、
地元医療を支える薬剤師へ
藤田さやさん
島根県立大田高校出身
地元の薬剤師不足を知り、
地域医療を支える道へ
陶山結生さん
島根県立松江南高校出身
福井県
薬剤師として、生まれ育った
福井に恩返しをしたい。
医療法人博俊会 春江病院 薬剤師
土肥 なな子さん
2024年度卒業 / 北陸高校出身
福井県
地元の役に立ちたい。
温め続ける想いを大切にしながら。
医療法人厚生会 福井厚生病院
田中 志歩さん
2024年度卒業 / 福井県立武生高校出身
授業料等 |
授業料:60万円/年(150万円のうち90万円を減免) 施設設備費:全額減免(50万円のうち、その全額を減免) |
|---|---|
寮費奨学金 |
【男子学生】寮費相当額(月額30,000円)を支給 【女子学生】原則として入寮し寮費(月額30,000円)を減免 |
募集人数 |
10名程度 |
対象地域 |
鳥取県・島根県・高知県・福井県 |
対象者 |
▶︎ 対象地域に所在する高等学校に在籍する者もしくは、卒業生。 ▶︎ 現住所が対象地域にある者。 ▶︎ 大学卒業後は対象地域に薬剤師としてUターン就職することを志す者。 |
出願書類 |
志望理由書 |
選抜方法 |
学科試験、面接試験を実施。 |
授業料減免 |
① 1年次は、地域選抜入学試験を利用して入学すること ② 2年次から6年次は、前年度のGPAが単年度平均2.50以上であり、かつ素行に問題がないこと ③ 神戸薬科大学が指定する県や薬剤師会等団体の行事等に参加すること |
授業料の支払い・ |
① 卒業後に薬剤師として就労する当初9年間(休職期間は含めない)、就労した企業や団体等の勤務地が対象地域外となった場合 ② 卒業後2年以内に薬剤師国家試験に合格できなかった場合 |
鳥取県
島根県
高知県
福井県
藤田さやさん
島根県立大田高校出身
島根県出身。幼い頃の経験から薬剤師を志し、地域枠選抜で神戸薬科大学へ進学。
地域医療に関心を持ち、将来は地元・島根で地域に寄り添う薬剤師として活躍することを目標に学びを深めている。
幼少期から病院に通っており、体調を崩した時に薬が私の心の支えになっていました。薬剤師の方が飲みやすい方法を教えてくれたことも印象に残っており、「自分も薬の力で患者さんを支えたい」と思うようになりました。高校時代には化学の授業が楽しく、薬学の道を意識するようになりました。
進路を考える中で、高校の学年主任の先生から地域枠の存在を教えていただき知りました。地域医療に貢献したいという思いを持っていた私にとって、将来地元で医療に関わることができる制度は自分の将来像を実現するための大切な選択肢だと考え、入学を決めました。
神戸薬科大学には、早期から医療現場に触れることができる実習や、幅広いテーマを学べるカリキュラムがあり、魅力を感じました。将来、地元で働くことは以前から自然に思い描いていた進路でもあり、地域枠はその目標に向かう大きな後押しになりました。
現在は講義や実習を通して、薬学の基礎から臨床へとつながる知識を段階的に学んでいます。覚えることは多く試験対策に苦労することもありますが、免疫学の先生の授業をきっかけに生物分野への興味が広がるなど、学びの楽しさも実感しています。また、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる環境は大きな刺激になっています。
地域医療、とくに高齢者や慢性疾患の患者さんへの服薬支援にも関心があり、薬剤師がどのように関わることで患者さんの生活を支えられるのかを深く学びたいと考えています。
卒業後は地域医療に携わり、医師や看護師など他職種と連携しながら、地域全体を支える医療の一員として貢献したいです。将来的にはその地域に根付いた薬剤師として、長く必要とされる存在になることが目標です。
地域の方々にとって、相談しやすい存在であり、信頼される薬剤師になりたいと考えています。病気や薬だけでなく、患者さんの生活背景や不安にも目を向け、継続的に寄り添うことのできる薬剤師を目指しています。
陶山結生さん
島根県立松江南高校出身
島根県出身。高校時代に参加した薬剤師会主催のセミナーをきっかけに薬剤師を志し、地域枠選抜で進学。将来は地元で信頼される薬剤師として地域医療に貢献することを目標としている。
薬剤師を目指したきっかけは、高校2年生のときに参加した、島根県薬剤師会主催の高校生セミナーです。そこで薬剤師の仕事内容を知り、医療を通して地域に貢献できる職業であることに魅力を感じました。また、島根県では薬剤師が不足している現状を知り、自分が薬剤師になることで地元に貢献したいという思いが強くなりました。
進学先を調べる中で、大学のホームページを通して地域枠の存在を知りました。将来は島根県で薬剤師として働きたいと考えていたため、地域枠制度を利用することで、家族への経済的負担をできるだけ抑えながら薬学部に進学できる点に魅力を感じました。
現在は試験前には勉強で忙しい日々が続きますが、それ以外の期間はアルバイトをしたり、友人と出かけたりと、メリハリのある生活を送っています。
大学には自習室などの学習環境が整っており、集中して勉強に取り組むことができます。試験が近づくと学内全体が勉強モードになるため、自然と学習意欲が高まる点も魅力だと感じています。薬学を学ぶ中で薬の奥深さを実感し、現在は抗がん剤に関する分野にも関心を持っています。
将来は、地元の患者さんから信頼される薬剤師になることが目標です。現時点では、病院または薬局での勤務を考えており、患者さん一人ひとりに寄り添った医療を提供できる薬剤師になりたいと考えています。
医療法人博俊会 春江病院 薬剤師
土肥 なな子さん
2024年度卒業 / 北陸高校出身
大学での病院実習をきっかけに病院薬剤師を志す。
卒業後は地元の福井に戻り、病院薬剤師として勤務。
調剤業務や病棟業務に加え、患者さんの負担を減らすための服薬指導にも取り組み、地域医療に貢献する薬剤師を目指している。
「調剤業務や病棟業務など、薬剤師としてさまざまな業務に携わっています」。そう語る土肥さんが勤務するのは、地元福井の病院です。その原点は、大学受験の頃にさかのぼり、「研修医をしていた姉の話を通して、病院で活躍する薬剤師の重要性を知りました」と振り返ります。
そんな中で芽生えたのが、「医薬品の専門知識を活かして、患者さんの治療を支えたい」という想いでした。その後、5年次の病院実習を通して、その想いはより確かなものになっていきます。実際に患者さんと向き合い、医師や看護師と連携しながら医療を支える現場を体感する中で、病院薬剤師として働く決意が固まったといいます。
中でも、福井で実習を行った際に感じた「薬剤師不足」は土肥さんの心に強く残り、地元に戻る道を選択。「薬剤師として地元の医療に貢献し、生まれ育った福井に恩返しをしたいと思いました」と語ります。
そして現在は、複数の薬を服用する患者さんの負担を減らすために、薬の種類や飲み方を見直すポリファーマシー対策にも力を入れ、無理なく治療を続けられるよう支援しています。患者さんやご家族から感謝の言葉をいただくことも多く、日々の大きなやりがいになっているといいます。また、地方だからこそ若手のうちから多くの実務を任され、成長の機会に恵まれる点も、地方で薬剤師として働く魅力のひとつだと語ってくれました。
現在、大学には「薬学を学び、地元の医療に貢献したい」という志を持つ学生を支える「地域枠選抜」制度があります。これについて、土肥さんは「とても意義のある制度ですね」と語ります。
経済的な理由から薬学部への進学をあきらめてしまう人にとっても、学びへの道が開かれる点は大きな魅力だといいます。経済的な負担が軽減されることで、卒業後の返済に追われる心配も少なくなる点も、この制度ならではの特長だと土肥さんは感じています。
さらにそうした取り組みは、「地方で課題となっている薬剤師不足の解消にもつながるのではないでしょうか」と、制度が持つ可能性にも期待を寄せています。そんな大学での学生生活について尋ねると、寮で過ごした日々を懐かしそうに語ってくれました。実習や薬剤師国家試験に向けた勉強も、寮生同士で励まし合いながら取り組んだことで、最後まで前向きにがんばり抜くことができたそうです。「大変なときも、仲間の存在が支えになりました」と振り返り、人とのつながりの大切さを実感した時間でもありました。
今後は、地元の病院でさらに幅広い実務経験を積み、必要な資格取得にも挑戦しながら、より多くの人に信頼される薬剤師になることが目標です。
「福井の医療を支える存在として、少しでも力になっていきたい」。その言葉には、地元への深い愛着と、薬剤師として歩み続ける覚悟が静かに込められていました。
医療法人厚生会 福井厚生病院 薬剤師
田中 志歩さん
2024年度卒業 / 福井県立武生高校出身
中学生時代の病院での職場体験をきっかけに薬剤師を志す。
神戸薬科大学卒業後は地元福井に戻り、県内の病院に勤務。患者さん一人ひとりの声に耳を傾け、地域の医療を支える薬剤師として日々研鑽を積んでいる。
「病棟業務を中心に、服薬指導や調剤など、さまざまな業務に携わり、忙しくも学びの多い毎日を過ごしています」。そう語る田中さんは、大学卒業後に地元福井へ戻り、現在は県内の病院で薬剤師として勤務しています。田中さんが病院薬剤師を志すようになった原点は、中学生の頃に経験した病院での職場体験でした。調剤にチャレンジした際に、「すごく奥が深くて、おもしろそうな仕事だな」と感じた記憶は、今も強く心に残っているといいます。
その後、高校生になって進路を考える中で、薬の面から患者さんの安心・安全を支える薬剤師という仕事に惹かれ、大学へ進学しました。「大学に入学した頃から、将来は病院薬剤師になりたいと考えていましたが、決定的だったのは5年次の病院実習です」と田中さんは語ります。薬剤師として患者さんと深く関わる現場を実際に経験したことで、病院という場で、一人ひとりと丁寧に向き合いたいという思いが、より明確になりました。
そして、福井に戻ることを決意した背景には、実習で訪れた地元病院での出会いがありました。その際に知ったのが、地域における薬剤師不足という課題です。「地元が大好きだからこそ、薬剤師としてこの状況に少しでも貢献できないかと考えるようになりました」と語る田中さん。地元への深い愛情と薬剤師としての揺るぎない使命感が、田中さんを「福井で活躍する薬剤師」へと導いたのです。
神戸薬科大学での学生生活を振り返ると、真っ先に思い浮かぶのは、6年間を過ごした学生寮での日々だそうです。「一緒にがんばる寮生たちがいたことで、入学当初の不安は自然と和らぎました」と語り、先輩や後輩とのつながりも大きな支えだったといいます。テスト期間には部屋に集まって勉強を教え合い、食事をともにする時間を重ねる中で、仲間とともに乗り越えることの大切さを学びました。
こうした学生時代の経験を踏まえ、田中さんは、卒業後に始まった大学の「地域枠選抜」制度についても、強い意義を感じているといいます。福井県内には薬学部がなく、経済的な理由から進学を諦めてしまうケースも少なくありません。「授業料の減免によって選択肢が広がり、学びに集中できる環境が整うのは、とても魅力的だと思います。学費や生活費のためにアルバイトを優先せざるを得ない状況が減ることで、本来の学びにしっかり向き合える点も、この制度ならではの価値ではないでしょうか」と田中さん。実際に勤務先でも、この制度をきっかけに大学への進学を検討する声が聞こえ、地域の薬剤師不足解消につながる可能性を感じているそうです。
最後に今後の目標について尋ねると、「できる限りベッドサイドに足を運び、患者さんの声を直接聴きたいです」と話します。知識と経験を積み重ねながら、その人にとってより適した薬を提案できる薬剤師へと成長し、地元の医療に寄り添い続けていきたいと語ってくれました。